2009-03-30
● 読書記録
検証 国家戦略なき日本 読売新聞政治部著
★★★★☆
「 無資源国でありながら資源確保に遅れをとり、安全大国はもはや幻想となり、科学立国を標ぼうしながら政策はぐらつき、知財の基盤もゆらいで人材が流出していく・・・。 」
こういった本を読むと、明治維新以後日本がアジアの中で先頭を走って発展してきたという事実が奇跡だったのではないかと思えてしまいます。日本はアジアでは特別な存在であるとの思いは多くの日本人の潜在意識のなかにあると思いますが、10年、20年後に気がついたら中国に飲み込まれていたなどというシナリオもありえないことではないのかもしれません。東アジアは今後ますます居心地わるくなりそうです。インド洋あたりに日本列島ごと引っ越せたらいいのですが。
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